アドヴェントカレンダー
今の総士の身長と変わらないぐらいの、大きなクリスマスパネル。
雪景色の町並に、夜空を駆け抜けるトナカイのそりから降るプレゼントの箱。
その絵の中に巧妙にカムフラージュされた小さな扉がたくさん隠してある。
クリスマスまで、一日ひとつ開けて、出てくるお菓子を食べながらクリスマスを待つ仕掛け。
扉に日付をふったものや、普通のカレンダーのように日付だけのもある中で、
隠し扉を探すのが大好きな総士用に、今年はまったくヒントのないアドヴェントカレンダーが来た。
すでに開けた扉をまた、ぱかぱか開け閉めしては、総士は何かぶつぶつ言う。
鞘がほどよく温めたミルクに抹茶を混ぜて泡立てたのを持ってきて、のぞき込む。
「そこのも食べちゃったでしょ」
「ほちのちょこ ね」
「あら、覚えてるの?」
「ココ イチゴ ココ ちゃかな ココ うたぎたん…」
総士のおさらいが続く。 扉の場所と中に入っていたチョコの形を全部、覚えているらしい。
「ココ ぷりゅん」
「ぷりん」に来ると、鞘はつい笑ってしまう。
本当は「山」の形にしたつもりなのに、総士は「プリン」としか思えないらしい。
全部、しっかり言えたという証に、ものすごく嬉しそうに笑って、鞘を見上げる。
「ママ褒めて」の合図に、鞘はうっとりほほえむ。
それは、総士がとびきりかわいい瞬間だったから、毎日『おさらい』につきあってしまうのだった。
雪景色の町並に、夜空を駆け抜けるトナカイのそりから降るプレゼントの箱。
その絵の中に巧妙にカムフラージュされた小さな扉がたくさん隠してある。
クリスマスまで、一日ひとつ開けて、出てくるお菓子を食べながらクリスマスを待つ仕掛け。
扉に日付をふったものや、普通のカレンダーのように日付だけのもある中で、
隠し扉を探すのが大好きな総士用に、今年はまったくヒントのないアドヴェントカレンダーが来た。
すでに開けた扉をまた、ぱかぱか開け閉めしては、総士は何かぶつぶつ言う。
鞘がほどよく温めたミルクに抹茶を混ぜて泡立てたのを持ってきて、のぞき込む。
「そこのも食べちゃったでしょ」
「ほちのちょこ ね」
「あら、覚えてるの?」
「ココ イチゴ ココ ちゃかな ココ うたぎたん…」
総士のおさらいが続く。 扉の場所と中に入っていたチョコの形を全部、覚えているらしい。
「ココ ぷりゅん」
「ぷりん」に来ると、鞘はつい笑ってしまう。
本当は「山」の形にしたつもりなのに、総士は「プリン」としか思えないらしい。
全部、しっかり言えたという証に、ものすごく嬉しそうに笑って、鞘を見上げる。
「ママ褒めて」の合図に、鞘はうっとりほほえむ。
それは、総士がとびきりかわいい瞬間だったから、毎日『おさらい』につきあってしまうのだった。
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